HADO WORLD CUP予選を終えての感想

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HADO WORLD CUP予選 #3が終わりました。

自分たち「思考行結-あひる組-」※以下「あひる組」は、無事に1位抜けをすることができました。

応援頂いた皆様、ありがとうございます。
ここからスタートですが、他チームに負けないよう、全力で進んでいきます。

さて、今になってようやく振り返る余裕が生まれたので、これまでのHADOのことを振り返りつつ、そんな中でも特に個人的に印象の残っている「和心」「SLAM DIVA」「わちゃわちゃ☆ピーポー」「華より酒!」の4チームについて少し話したいと思います。

HADOとは

最近はよくテレビでも取り上げられるようになり、来年1月には「優勝賞金1,000万円」の大会が開かれるHADOですが、まだまだスポーツとしての認知度は高くありません。

そもそもHADOとは、株式会社meleapが提供をする、次世代テクノスポーツです。

HADOは、体を動かして技を発動させ、フィールドを自由に動き回り、味方と連携して楽しむ『テクノスポーツ』です。

頭にヘッドマウントディスプレイ、腕にはアームセンサーを装着。
AR技術により、子どもの頃に誰もが憧れた魔法の世界を圧倒的な臨場感で実現します。

自らの手で技を放つ!ウェアラブルデバイスとARで実現するテクノスポーツ

本来のe-sportsと異なり、実際に存在するフィールド内で選手たちが集まり、技術を競い合う競技になります。

「あひる組」とは

あひる組メンバー

るひあ隊長(@ruhia_t)
よね(@yonex_1)
雨蜂(@Rainbee_Amebati)
しょー(@mizusawa812)
空閑(@kuron_evol)

チーム公式Twitter:@ahirugumi_hado

あひる組は、「よね」選手と「るひあ隊長」選手以外、全員「初対面」から始まったメンバーの集まりです。

HADOプレイヤーで今は「ヒュブリス」にいる「シャア」選手がTwitterで4月につぶやいた以下のツイートからすべてが始まりました。

この餌に食いついたプレイヤーが、るひあ隊長、よね、しょー、そして私(雨蜂)の4人でした。

初めて会った時のことは今でも覚えており、渋谷を街宣車が走り回る中、渋谷VREX近くのタリーズ前で「初めまして」の挨拶をしたことを今は懐かしく思います。

「あひる組」になった由来としては、元々シャア選手は兄弟チームを作成し、2チームで切磋琢磨することを目的としていました。

そして、その親チームとして「はと組」、子チームとして「あひる組」が生まれました。

今では「はと組」は存在しないチームですが、当時は暇さえあれば渋谷VREXに集まって練習をしていました。

(個人的な永遠のライバル)和心

-和心- (@Wagokoro_HADO)

HADO ワールドカップ予選#3において、あひる組が決勝で戦った相手が「和心」でした。

和心は「とぅるん」「ろぜ君」「津軽三味線健太郎君」「へしこ」「D.U」選手の5人で構成されるチームです。

チーム内での身長の高低差が高く、コートを縦横無尽に走り回る「ろぜ君」選手を筆頭に、後ろから「津軽三味線健太郎君」「へしこ」「D.U」選手などが鋭いAIM力を持つ、非常に戦いづらいチームの一つです。

「とぅるん」選手は基本的に試合に出ないですが、たまに出るとすごく(私の)調子が狂います。

特に、HADOを初めて2ヶ月くらいたったころ、渋谷VREXで「津軽三味線健太郎君」選手に涼しい顔でひたすらリスキル※され続けた恨みは今も忘れていませんし、永遠に忘れることはないでしょう。覚えてろよ。
※復活と同時に倒されることを繰り返されること。

自分の記憶が正しければ、あひる組で初めてチームとして大会に出る前のenjoy HADO※か何かで和心のメンバーと初めて会話をしました。
※HADOの練習会

帰り道のエレベーターで「今度の大会に出るんですか?」と聞かれ、「チーム名は決まってないですが出ようと思ってます」と答えた私に対して「自分たち、和心って名前で出るんです。よろしくお願いします」と聞いた時、まさかワールドカップ予選の決勝戦で争うことになるとは思ってもいませんでした。

(あと一歩が遠い)SLAM DIVA

SLAMDIVA (@slam_diva)

SLAMDIVA(HADO) – studioLIVEX

「SLAM DIVA」と呼ばれるチームは、studioLIVEXがチームの運営元に存在している、HADOにおいても一風変わったチームです。

最近では、「エクスペンダブルズ」も同事務所所属付けになりましたが、元祖といえば「SLAM DIVA」でしょう。

「SLAM DIVA」は、「SHEART」「REE」「佐々木淳平」「しおしお」「しょーい」選手からなるチームで、素早くも圧を感じるプレイに常に苦しめられていました。

「SLAM DIVA」は、HADO史上の中でも最古参に分類されるチームの一つです。

「あひる組」にとっては、まさに雲の上のような存在のチームで、大会では常にあと一歩、二歩足らずに負け続けていました。

今回のHADO WORLD CUP予選 #2でも、我々は「SLAM DIVA」に対して負けています。

基本的に、SLAM DIVA戦は私が出場し続けて、そして負け続けていたこともあり、常に彼らの後姿を見続けていました。

今回、HADO WORLD CUP出場が決まり、出場順番的には彼らの後に進出したことになったのですが、ようやく同じラインに立てる可能性が出てきたことをうれしく思います。

(”個人的”絶対王者)わちゃわちゃ☆ピーポー

わちゃわちゃ✩ピーポー(@wacha_hado)

わちゃわちゃ☆ピーポー チーム公式サイト

HADOを知らない人に説明をすると、「わちゃわちゃ☆ピーポー」はHADOの大会で活躍している超強豪チームです。

絶対王者と言っても過言ではなく、全HADOプレイヤーのトップに存在しています。

「わちゃわちゃ☆ピーポー」は「BIG-U」「タナカユカリ」「けーこぴー」「D」選手で構成されており、誰もが”超一流”の腕前を持っています。

「あひる組」が初めて彼らと練習させて頂いたのは、今年の8月ごろでした。

初めて勝負をさせて頂いたとき、はっきり言って「お話にならないレベル」でぼっこぼこにされました。

自分たちはそのころ、ビギナーズカップを3連覇していたこともあり、お声を掛けていただけたのですが、ビギナーズカップ優勝程度では超えられない絶壁がそこにはありました。

全てのHADO技術が自分たちを上回っており、何をしても勝てる気がしませんでした。

なんで弾が当たらないのかも分からなかったですし、なんで彼らの弾が避けられないのかも分かりませんでした。

1時間の練習しただけで、ぶっつづけて2時間~3時間練習し続けたような疲労感を感じたのはあれが人生で初めてでした。

そんな中、「BIG-U」「D」選手は自分の中でも憧れと目標の一人です。

「BIG-U」選手の正確無比なAIMは自分がスナイパー型と飛ばれるプレイスタイルになったきっかけの一つですし、「D」選手の「弾を避けるための思考」は自分の中で「避け」の主軸になりつつあります。

いつか、いつか、いつかきっと。いつかきっと倒してやる。

そう思い続けていたらHADO WORLD CUP進出がきまり、いよいよ公式大会で戦うことになりました。

当日は胃薬飲んでいきますので、お手柔らかにお願いします。

(酒が本体なのか、人間が本体なのか)華より酒!

「華より酒!」は「あひる組」がここ数ヶ月、急激な速さで仲良くなり、そしてお互いに切磋琢磨しあったチームの一つです。

「みきてぃ」「奈津子」「カナカナ」選手の3名で構成されており、珍しくリザーブメンバー※の居ないチームです。
※交代要員。HADOは疲労度の高いスポーツなので、交代要員が居ないと体力的につらくなる。

今回のHADO WORLD CUP予選 #3では、準決勝で戦い、なんとか勝利をもぎ取れた相手でもあります。

前日の練習では勝てなかったため、大会当日は不安要素しかなかったです。

チーム名に「酒」が入っていることから分かるように、練習後には高い頻度で「酒」を摂取しに行っています。

※HADO WORLD CUP予選 #3後の打ち上げにて。

たぶん、彼らは酒が本体なのでしょう。

練習に誘えば高確率で来てくれる「華より酒!」のメンバーは「あひる組」にとっても必要不可欠なチームであり、そして一番近いライバルでもありました。

次回のHADO WORLD CUP予選 #4で勝ちあがってくることを信じています。

(最後に)チームメンバーについて

最後になりましたが、「思考行結-あひる組-」の各メンバーについても振り返ってみたいと思います。

るひあ隊長(以下、るひあ選手)

るひあ選手は、「あひる組」のリーダーでもあり、作戦指揮官でもあり、生粋の前衛でもあります。
「あひる組」のあらゆる作戦立案は彼が責任を持っており、大会前には「各対戦相手において、自分たちがやるべきこと」をすべてまとめたうえで展開してくれています。最強かよ。

元々、オンラインゲームにおいてギルドマスターなどをやっていた経験もあるらしく、チームをまとめる力は一番彼が持っていると思います。

よね(以下、よね選手)

よね選手は、声の大きさとその声質から「競りの人」と二つ名を持っているプレイヤーです。
その声の大きさを活用し、コート外から「4人目のプレイヤー」として試合運びに貢献してくれています。

そのキャラクター性から一種の「ネタ枠」として扱われることもありますが、誰よりもチーム内でHADOを愛していると思います。

夏のサマーカップ予選の時、私(雨蜂)の代わりに出場した試合で敗北し、リーグ敗退が決まったとき、「マジでゴメン…」と何度も謝ってきた後で、皆に隠れて涙を流していたことを今でも覚えています。ちゃんと見てたからな!
あひる組で一番熱い男と言えば、彼でしょう。

しょー(以下、しょー選手)

「あひる組」で唯一の未成年枠がしょー選手です。
元々、バレーボールを部活でやっていたこともあり、抜群の瞬発力を持ち、また若いからなのかあらゆる物事に対する「柔軟性」も非常に高いです。

「あひる組」の中でもダントツの「スコアラー」として活躍しており、間違いなく「しょー選手がいてのあひる組」と言っても否定できない時期はありました。

我々もそんなしょー選手に負けないようにチーム内で切磋琢磨し続けています。
これからもしばらくは「あひる組といえばしょー選手」という名を欲しいままにするでしょう。
受験が終わる3ヶ月後覚えてろよ。

空閑U☆MA(以下、空閑選手)

「あひる組」において、初めて途中加入した選手です。
呼び名は「クガ」です。「ウマ」と呼ぶと怒ります。「ユーマ」と呼んであげてください。

元々、「いとわズ」と呼ばれるチームで活躍していた中の一人で、チーム解散に伴い「あひる組」に加入しました。

チーム内で初めての30代であり、チーム全員から「パパ」と慕われています。
年齢を思わせない機敏なプレイスタイルをし、敵から「なんか当たらん!」と言わしめてます。

空閑選手のお子さんもHADOをプレイしており、おそらくHADO界で一番「家族ぐるみでHADOに携わっている」一人でしょう。
パパお小遣いちょうだい。

おわりに

思ったより長い文章になってしまいましたが、自分の振り返りはここまでです。

来たる12/8、我々「思考行結-あひる組-」は東京タワーのすぐ近くで、世界を相手に戦います。

既にマレーシアなどは代表チームが決まっているらしく、イギリスも大会前日に日本入りを行い、事前に調整をしたうえでHADO WORLD CUPに登壇するという情報もあります。

全てのチームが格上と言っても過言ではなく、厳しい戦いが予想されます。

が、我々は進むべき道はまだまだ先にあります。

HADO WORLD CUPは終わりではなく始まりです。

全力を出して世界一を目指していきます!

応援のほど、よろしくお願いいたします。